登場人物列伝  【キャプテン翼U スーパーストライカー】

三杉 淳(Misugi Jun)

   
©TECMO

 

国籍 日本(Japan)
所属 武蔵医大付属高校
ポジション MF
背番号 10→14
得意技 ハイパーオーバーヘッド
獲得タイトル ワールドユース選手権 優勝

 

Level Guts Dribble Pass Shoot Tackle Block PassCut Total
20 752 53 49 41 49 33 53 278
Side LobbingBall LooseBall
E → P Trap Shoot Through Clear Battle Pass Passcut Clear
High 39 44 55 45 34 49 52 48
Low 39 44 55 45 34 49 52 48

 

 

1.戦歴

 小学生時代から、既に完成された選手として高い評価を受けていたが、持病のため満足にプレイ出来なかった。全日本少年サッカー大会では武蔵FCを率いて出場し、南葛SCの大空翼と戦うために、準決勝でフルタイム出場を敢行して病状をさらに悪化させてしまう。
 武蔵中に進学後もリハビリのために2年間を棒に振った。そして3年生最後の大会で、30分間の時間制限付きながら再び試合に復帰する。都大会決勝で東邦学園中等部と対戦し、途中出場するや若島津から2得点を奪い、そして日向の動きを完封する活躍を見せる。しかし状態が悪化して途中交代を余儀なくされ、チームも敗退した。

 卒業後は武蔵医大付属に進むも、出場時間は中学時代と同じ30分間限定。3年次の全国大会では準々決勝で南葛高校と対戦し、試合後半から交代出場した。
 その後は全日本ユース代表に選出され、交代要員ながらスーパーサブとしてジャパンカップ、ユース大会と戦い抜いた。

2.人物

 華麗なテクニックだけでなく、高い統率能力や優れた戦術理解度で、小学生時代から日本サッカー協会にその将来を最も期待された選手だった。しかしながら心臓病というアスリートとしては致命的なハンデを背負い続けて、第一線で活躍することの出来ない哀しきフィールドの貴公子。持病のハンデから、試合はおろか練習すら満足に行えないながらも、新たに「ハイパーオーバーヘッド」を習得し、またそのテクニックも未だに翼や日向ら同年代の一流選手を上回っている真の天才プレイヤー。
 全国高校サッカー選手権では、対戦相手に余計な気を遣わせないようにするためか、心臓病は治癒したと事前に告知していた。しかし直接対決した岬には、完治していないことを見破られる。その岬に対して三杉は、試合をするたびに少しずつ心臓が強くなると信じ、例え1〜2分しかプレイ出来なくても必ずグラウンドに立つと、自らの信念を語っている。

 本作ではゲームの仕様上10番を付けているが、本来はクライフと同じ14番。

3.総評

 原作から引き続いての登場。敵の時は後半のみの出場、味方になってからもガッツの消費量が激しく、次の試合に休養を取る場合もあるなどガラスのエースは健在。一方で基本能力の高さも従来通りで、得意技こそ少ないものの相変わらず主人公を遥かに凌駕している。ただし病気を反映してか、ボディコンタクトは若干弱めの設定。
 コミック『ワールドユース編』では高校3年間を丸々リハビリに専念し、見事心臓病を克服。全日本ユースにも選出され、リベロとしてDFのポジションから念願のフル出場を果たしている。しかし選手として最も成長する時期に全くプレイ出来なかった代償は余りにも大きく、かつてはテクニックで大きく上回っていた翼達には遠く及ばなくなっていた。

 上述の通り、ゲームとコミックで大きく設定が異なっている人物。重い十字架を課せられた悲劇のスーパープレイヤー(ゲーム)か、それとも健康かつそこそこ上手い器用な選手(コミック)か。錆び付いてしまったコミックの方がリアリティはあるものの、やはりゲームの方がドラマチック。

 

管理人評価:S

記:2013.04.19