ハサウェイの終戦  【機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ】

W.あの人達のその後

 初代ガンダムから登場し続けたノア一家は、小説ではどんな結末を迎えたのでしょうか。簡単な紹介と、小説で最後に遺した言葉。

 

【ブライト・ノア】・・・生存
 45歳。地球連邦軍大佐。第十三独立艦隊所属、ラーカイラムの艦長。ハサウェイ、チェーミンの実父、ミライの夫。
 一年戦争、グリプス戦役、第一次・第二次ネオジオン抗争と、常に激戦の渦中に身を置き、そして生き延びた名艦長。また各時代の様々なガンダムを通じて、多くのニュータイプ戦士を直に目撃してきた人物でもあります。

 本作では既に退役届を提出し、レストランでも開こうと、ミライと不動産屋周りをする予定でした。ところがその矢先にマフティーの動乱が勃発した事により、退役まで3ヵ月延期されてしまいます。しかし地球に降下してみれば、既に動乱は鎮圧後で出番はありませんでした。
 結局マフティーの正体は知らずじまいでしたが、後にマスコミによってその衝撃の事実を知らされます。大衆人気の高いマフティーを処刑した事による人々の不満を逸らすため、またも連邦軍に都合良く利用されてしまいました。
 

「……地球連邦軍のやり方、ご無念でしょうな?」

 

【ミライ・ノア】・・・生存
 44歳。旧姓ヤシマ。元ホワイトベースの操舵手。ハサウェイ、チェーミンの実母、ブライトの妻。
 一年戦争の後にブライトと結婚し、一男一女を儲けます。グリプス戦役、第二次ネオジオン抗争では子連れで戦時下の状況に翻弄されていました。

 その後は宇宙に上がり、現在はロンデニオン(スペースコロニー)に住居を構え、ブライトの除隊後に一緒にレストランを開くための準備を進めています。
 そして急遽任務の入ったブライトを地球へと送り出しました。
 

「そう……いってらっしゃい」

 

【チェーミン・ノア】・・・生存
 22歳前後。ハサウェイの実妹、ブライトとミライの娘。
 『Zガンダム』でハサウェイと共にシリーズ初登場。『逆襲のシャア』では母ミライと共に逃げ惑っていました。

 その後は両親と共にロンデニオンへ移り住んだようですが、詳細は不明。本作にも未登場で、ブライトの想像の中で僅かにその名前が出るだけです。
 

「−」

 

【ハサウェイ・ノア】・・・死亡
 25歳。本作の主人公。シャアの反乱では弱冠13歳ながら初陣を飾るという将来有望のニュータイプでした。しかし主人公として再登場した本作では何とテロリストになっており、読者を驚かせています。
 シャアの思想に傾倒してその意志を継ぎ、彼なりのやり方で戦い続けましたが、志半ばで斃れました。

 『Zガンダム』で紙飛行機を飛ばして遊んでいたあどけない少年のその後は、まるで生き急ぐかの様な波乱に満ちた短い生涯でしたが、最期に凄絶な輝きを放ちながら散って行きました。
 

「ああ、ぼくもだ。大佐……」