それからのクラリス  【ルパン三世 カリオストロの城】

W.あの人達のその後

 映画で登場した主要キャラクター達は、ゲームでは一体どんな経過を辿ったのでしょうか。簡単な紹介と、ゲームで最後に遺した言葉。

 

【クラリス・ド・カリオストロ】
 伯爵亡き後、国の頂点に立つ若き王女。ゴート札密造事件を隠蔽することなく、むしろ堂々と公開することにより、開かれた国造りを目指しています。
 残念ながらジョドーと大司教の裏切りに遭い、城内に混乱を招いてしまいました。そして助けに来たルパンに対し、国をしっかりまとめられなかった自らの不明を詫びています。

 ルパンと主人公の活躍により、陰謀は未然に防がれました。その後ジョドーの改心を受け入れ、さらには陰謀に加担した大司教にも国内に留まるように勧めるなど、女王としての度量の広さも示しています。
 現在では公務の合間を縫って、北の塔を訪れる観光客の前に姿を現すこともごく稀にあるようです。
 

「ありがとうございました」

 

【次元大介】
 コンバットマグナムを愛銃とする、正確無比な早撃ちの名手。ルパンの古くからの相棒で、ルパンにも劣らぬ身体能力を持 っています。軽妙洒脱なセリフ回しが特徴。

 序盤で主人公の潜入の手助けをしたものの、今回は五右ェ門と共にほとんど出番無し。ルパンの指示で、製造を再開したゴート札の地下工房を破壊。その後時計塔でルパン達と合流し、賢者の石の顛末を見届けました。
 記憶を失う前の主人公とも面識があるようです。
 

「俺達とバカやってりゃ、その内記憶が戻るってこともあるかもしれねぇもんな」

 

【石川五右ェ門】
 古の大泥棒「石川五右衛門」の十三代目にして、斬鉄剣を愛刀とする稀代の殺し屋。その剣撃は神速を誇り、固体であればそのほとんどを斬り裂きます。

 序盤で主人公の潜入の手助けをしたものの、今回は次元と共にほとんど出番無し。ルパンの指示で、製造を再開したゴート札の地下工房を破壊 。その後時計塔でルパン達と合流し、賢者の石の顛末を見届けました。
 主人公とは今回初対面でしたが、ラストでは仲間として受け入れました。
 

「女が加わるよりマシか。特にルパンにとっては。」

 

【銭形幸一】
 警視庁所属の警部で、現在は国際刑事警察機構(ICPO)に出向中。ソフト帽とトレンチコートがトレードマークで、ルパン逮捕をライフワークとしてい ます。

 城下町での爆弾テロ事件発生後、城内に招かれ警邏しています。その後もインターポールからの特別の依頼により、城の警備の任に就いています。
 本作ではレギュラー陣の中で最も割りを食ってしまい、次元や五右ェ門以上に出番がありません。顔見せ程度の出演に終わっています。
 

「ワシの目を盗んでこっそり入り込もうなんて、そうはいかんぞ!」

 

【峰不二子】
 ルパンファミリーの1人ではあるものの、平気でルパンを裏切ることもあるミステリアスかつグラマラスな女性。ブローニングを愛銃とし、とにかく金品に目がありません。

 映画と同様、召使いとして城に入り込み、真の宝を入手すべく内偵を進めていました。結局「賢者の石」を入手することは叶いませんでしたが、ラストではルパンが新たに用意したお宝の情報に飛び付いています。
 本作ではルパンに匹敵するほど出番が多く、主人公とは初対面でしたが、幾度も行動を共にしています。
 

「今度こそお宝を手に入れて見せるわ」

 

【ルパン三世】
 怪盗紳士アルセーヌ・ルパンの孫にして、自身もまた泥棒稼業を引き継ぐ快男児。ワルサーP-38を愛銃とし、神出鬼没かつ無類の女好きでもあります。

 記憶を失ったルパンシンジケートの一員の主人公に仕事を依頼し、クラリスと引き合わせました。その後も要所要所で主人公の 援護をしています。事件解決後、結局記憶が戻らなかった主人公を新たに仲間へと誘いました。
 北の塔ではゴート札密造事件以来、クラリスと数年振りの再会。クラリスがピンチの時には必ず駆け付けるという誓約をキッチリ果たしました。
 

「ボヤボヤしちゃいられねぇな。さぁ出発だ!」