スーパーストライカーへの道  【キャプテン翼 ワールドユース編】

U.それぞれの戦い

1.リオカップ

 中学卒業と同時にブラジルへ渡った翼。サンパウロFCのユースクラスに所属し、監督ロベルト本郷の下で技術を磨きました。そして3年後、チームのキャプテンとなった翼は、ブラジルのクラブチームのユースクラスNo.1を決めるリオカップに挑戦します。

 大会ではグレミオコリンチャンスサントスなどの強豪を打ち破り、決勝に進出。ブラジルにおける翼の最大のライバル「カルロス・サンターナ」率いるフラメンゴと対決します。
 苦戦の末にフラメンゴを倒したサンパウロFC。カルロスと翼はワールドユースでの再戦を誓い、リオカップ編は終了します。そして物語の舞台は日本へ。冬の風物詩、高校サッカーへと移行します。

2.全国高校サッカー選手権

 主人公は代わって南葛高校の学生「岬太郎」となり、新田石崎森崎らお馴染みのメンバーと共に3年生最後の全国大会に臨みます。
 次藤・佐野の国見学院、立花兄弟の秋田商工、早田と中西の立浪高校、フィールドの貴公子・三杉率いる武蔵医大付属、松山が中心となるチームワーク抜群のふらの高校と、中学時代から常連の強敵達を撃破し、決勝に進んだ南葛。
 決勝に勝ち残ったもう一校は、日向・タケシ・若島津のいる東邦学園。これで南葛とは3年連続決勝での対決。一昨年は東邦、昨年は南葛と優勝を分け合っており、今年遂に雌雄を決します。
 結局V2決戦は南葛高校が勝利。岬はキャプテンとして真紅の優勝旗を手にし、高校サッカー選手権は幕を閉じました。次なる物語の舞台は2週間後のジャパンカップへと移ります。

3.ジャパンカップ

 ジャパンカップとは、全日本ユースの強化を目的とした、五ヵ国のユースチームによる親善試合です。参加チームは全日本を初めとして、ASローマウルグアイ(代表)、ハンブルガーSV、そしてリオカップを制したサンパウロFCです。
 主人公は再び翼に戻り、初戦はASローマ、第2戦は南米の黒豹・ビクトリーノの所属するウルグアイと戦います。そして第3戦では若林やカルツらが所属するハンブルガーSVと対戦します。若林とは実に修哲小以来、7年振り2度目となる実戦での顔合わせとなりました。
 そして最終戦は岬や日向、松山ら高校サッカーのオールスターメンバーを揃えた全日本との対決となりました。
 五ヵ国による総当たり戦は、全勝をマークしたサンパウロFCの優勝となり、リオカップに引き続いてジャパンカップも制覇しました。

 これでクラブチームでの戦いも一先ず終わり、いよいよワールドユースに向けて、クラブのチームメイト達はナショナルチームへと合流します。翼と若林も全日本に加わり、まずはアジア予選に挑みます。