スーパーストライカーへの道  【キャプテン翼 ワールドユース編】

W.あの人達のその後

 「Jr.ユース編」までに登場した国内の主要キャラクター達は、ゲームでは一体どんな活躍をしたのでしょうか。簡単な紹介と、ゲームで最後に遺した言葉。

 

【岬太郎】・・・南葛高校
 中学時代までは放浪画家の父に付き添って各地を転々としていましたが、高校に入ると一転して南葛市に定住し、キャプテンとして南葛高校を2年連続の全国優勝に導きました。
 ジャパンカップ時の全日本では10番、翼の加入後は8番を付けて、3年振りのゴールデンコンビを組んでいます。

 コミック版では、高校3年間で日向に完敗してスランプに陥った挙げ句、選手生命に係わるケガを負って代表を離脱と、完全に神に見放されたキャラになっています。
 

「うん。」

 

【松山光】・・・ふらの高校
 雪崩攻撃などチームワークを中心とした松山のふらのサッカーは健在。打倒南葛を目指して3年目の最後の戦いに挑みましたが、残念ながら敗れ去りました。
 全日本ではDFとなってディフェンスラインを統率しますが、技の多彩さから早田の存在感に霞む場面も多いです。また、ワールドクラスからは置いて行かれつつあり、今後の活躍が懸念されます。
 元マネージャーの藤沢とは一応うまく行っているようです。
 

「ああ、みんなここまで良く頑張ったぜ。」

 

【日向小次郎】・・・東邦学園高等部
 若林のいなくなった日本における、翼の最大のライバル。高校入学1年目で全国制覇を成し遂げ、その後も南葛の岬と共に高校サッカー界を牽引し続けました。
 しかしワールドユースでは切り札「ネオタイガーショット」を止められる場面も多く、世界のトップレベルからは差が開きつつあります。特にかつてのライバルである翼には完全に置いて行かれた格好で、まずは新シュートの開発が今後の課題。
 

「翼・・・」

 

【三杉淳】・・・武蔵医大付属
 心臓病というハンデを抱え、中学時代までと同じくプレイ時間が制限される「ガラスのエース」。しかしその神懸かり的なテクニックは健在で、未だに翼や日向達を大きく上回っています。高校時代には「ハイパーオーバーヘッド」を新たに習得しました。
 ワールドユースでも、スーパーサブとして全日本の窮地を救うことになります。病状は少しずつ快方に向かっており、完全復活が待たれる真の天才プレイヤーで、弥生との仲も順調の様子。

 原作では心臓病を克服したものの、選手として最も成長する時期に全くプレイ出来なかったせいか、そのスーパーテクニックは完全に錆付いてしまいました。
 

「優勝・・・長い道のりだったな。」

 

【若林源三】・・・ハンブルガーSV
 小学校卒業と同時に西ドイツへ渡り、現在もブンデスリーガのユースクラスに在籍しています。かつてはライバル・シュナイダーともチームメイトでしたが、彼がバイエルン・ミュンヘンに移ってからはリーグ戦で火花を散らしています。
 ハンブルガー・ユースにはカルツを初め、カペロマンやメッツァといった西ドイツ代表も多数在籍しており、ジャパンカップで翼のサンパウロFCと対決した時は相当手こずらせました。
 特に必殺キャッチなどは無く、派手さには欠けるものの、基本ステータスでは今でも若島津を上回っており、全日本でも正GKを務めています。
 

「ブラジルユースを倒したのは、みんなの闘志と気迫だ。」

 

【大空翼】・・・サンパウロFC
 18歳。本作の主人公。中学時代には終生のライバル若林が既に西ドイツに渡っていたこともあり、もはや同年代に本当の意味でライバルと呼べる存在はおらず、どちらかというとケガとの戦いでした。
 新天地ブラジルに渡って3年。ユースクラスでロベルト指導の下、ケガに悩まされることも無く、新たなライバル達にも恵まれて着実に力を付けています。
 そしてワールドユースを戦いつつ、スーパーストライカーを目指して「サイクロン」という新技を習得しました。このサイクロン開発工程の演出は秀逸で、ゲーム内でも1・2を争う名場面となっています。

 早苗との恋の行方は余り進展がなく、エピローグではブラジルで一流のプロになったら必ず迎えに行くと宣誓し、相変わらず彼女を待たせています。
 

「それまで、待っていてくれるかい?」